君しかいない
君しかいない
俺を見て? すこしでもいいから 俺ばっかり君を見てるんだよ 知ってる? 更新:週末
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「おはよー」
「あっおはよ~」
「…………」
かわいく『おはよう』と笑顔で言う君。
「……で?どこまで進んだ?」
………目の前には人の恋に首をつっこむ男。
君しかいない
four
「お前………なんで知ってんの?」
「見てりゃわかるよ。………綾ちゃんのこと好きなんだろ?昨日さりげなく言ったときはさんっざん話を変えまくってはぐらかされたけどね」
そう言ってにっこりほほ笑む彼。さすが学年トップ。とでもいえるのか?
いや、それとこれとは関係ねぇだろ。………ってかなんかここ最近、志摩のキャラ違うような…
前はもっと俺に優しかったはずなのにな。
はっ!!!もしかしてこれが志摩の正体か?(笑)
……………まっこいつにならいいか…そう思って「そうかもな~」なんて言うと…
「えっ?!姫ちゃん恋してんの?!!相手誰や?!誰なんや?!!」
「は?!岩崎?!!盗み聞きしてんじゃねぇよ!べっ別に恋なんてしてねぇし!」
なんて言いながらも俺の顔は自分で見なくてもわかるくらいに真っ赤で。
だから今更言い訳しても
「お前顔真っ赤になりながらそんなんゆぅても意味ないから!あっははははは!」
岩崎の言うとおりなわけで(泣)
それから俺はさんざん二人にいじられた。
しまいには東野も加わって、最終的には三人に(号泣)
まぁ三人とも悪い奴らじゃないからな。別にばれても噂にならないからいいんだけど。
でも
「お前、早く告ればえぇやんか」
そう、絶対その話が出てくる。
「…………………………………………………………無理」
だから嫌なんだよ!
「なんでやねん!絶対いけるって!姫かっこえぇもん♪」
いやいや、『かっこえぇ』のはお前、岩崎でしょ?
女が苦手な俺にそんな要求しないで下さい…
「岩崎、その辺にしとけって。志摩も困ってるじゃん。な?」
あぁ…やっぱり志摩は優しい奴だ…
一生ついて行きます。(この言葉久しぶりに言ったな)
まぁそんなこんなで(?)月日は流れ…(いや、たいして流れてねぇけどな?)
11月19日、月曜日。
「なぁプリンセス of 欠点…そろそろいいんじゃねぇの?」
「東野…お前、久々に喋ったな。会話んときお前ほとんど登場しないもんな。3話目とか、全く出てないしね。」
「うっうるさい!そんなことよりプリンセス of 欠点!席離れちゃったじゃねぇか!」
「……………」
隣の席に座っていた俺の好きな人、綾ちゃんと離れてしまった。
席替えという、悪魔のしわざによって。
あのときほど担任を恨んだことはない。
それとクラスの連中も。さんざん席替えしたい、席替えしたいなんてせかしやがるから…
「あ~あ~いい感じやったのにな。姫たんと綾たん。」
「岩崎。突然会話に入るのはいつものことだからかまわないが、キモいからその呼び方やめてくれないか?」
「だって文化祭、むっちゃいい感じやったやんか!まっ俺らにはものっすごく迷惑だったけど。なぁ?東野?」
「そうそう。つーわけでさ、お前が告んなきゃ俺ら許さないよ?今日はあいにく志摩も休みだしな。誰もお前を助けてくれねぇぞ~?」
笑いながらそういう東野。隣には同じように笑みを浮かべる岩崎。
ほんと、志摩がいてくれたら…
まぁこんなことはさておき。
文化祭では、本当にいい感じだったと思う。(自分で言うのもなんだけど)
実は俺と岩崎、東野、そして志摩を入れて、4人でバンドを組んでいた。
岩崎がボーカル。
志摩がギター。
東野がベース。
そして俺がドラム。
でも、俺は本当は嫌だった。
みんな良い奴で、信頼できるけど、俺は、
綾ちゃんにボーカルをしてほしかったから。
綾ちゃんは俺達が入っている部活(軽音)には入っていなかった。
勉強に集中するためだろうけど。
だからもちろん綾ちゃんの歌声は誰にも聞く事が出来ないんだろうけれど…
俺は聞いたんだよ。
音楽室で、偶然聞いたんだ。
綾ちゃんと仲がいい友達、南香里奈ちゃんがピアノを弾いて、綾ちゃんが歌っているのを。
とても綺麗だった。透き通る様な声をして。
それは入学して間もなくのことだった。
それから俺はずっと綾ちゃんのことを見てきた。
でも、彼女が入ると思って入った軽音には、彼女は入らなかった。
だから余計にやる気がでなかったのかもしれない。
そして、ついにそんな想いが彼らに伝わったのが、文化祭前日のリハーサル。
「功也!!!!お前!やる気あんのか?!ちゃんと真剣にやらな意味ないやろ!!」
めったに怒らない岩崎が俺に怒鳴った。
いつもヘラヘラして、いつもバカやって。そんな岩崎が。
だから、本気で怒っているのがわかった。
それが嫌というほど伝わったので、
俺もちゃんと言った。
彼女の名前はふせたけど(そのときはバレてなかったから)
「その人の後ろでドラムがやりたい」と。
「それが出来たら、これからはちゃんと真剣にやるから」と。
みんな、渋りながらもいいよと言ってくれた。
…まぁ、一応(かなり強引になったけど)成功しました。
彼女は恥ずかしそうに歌ってくれた。
「…お前、聞いてんの?」
「え?」
「…文化祭のこと思い出してんじゃねぇよ。プリンセス of 欠点、顔にもろ出すぎだから」
「あっはは…」
なんでわかっちゃうんだよ君たち…
「つーわけで!決定やで!明日な!」
「え?うん…?」
「『うん』ゆぅたな?!」
「あ?」
「『あ?』じゃない!聞いてたんだろ?俺らの話!」
「えぇ?」
なんの話…
「明日。11月20日、きりえぇ日にちやから告白せぇ☆!!!」
えーーーーーーーーー?!!!
to be continued...
「あっおはよ~」
「…………」
かわいく『おはよう』と笑顔で言う君。
「……で?どこまで進んだ?」
………目の前には人の恋に首をつっこむ男。
君しかいない
four
「お前………なんで知ってんの?」
「見てりゃわかるよ。………綾ちゃんのこと好きなんだろ?昨日さりげなく言ったときはさんっざん話を変えまくってはぐらかされたけどね」
そう言ってにっこりほほ笑む彼。さすが学年トップ。とでもいえるのか?
いや、それとこれとは関係ねぇだろ。………ってかなんかここ最近、志摩のキャラ違うような…
前はもっと俺に優しかったはずなのにな。
はっ!!!もしかしてこれが志摩の正体か?(笑)
……………まっこいつにならいいか…そう思って「そうかもな~」なんて言うと…
「えっ?!姫ちゃん恋してんの?!!相手誰や?!誰なんや?!!」
「は?!岩崎?!!盗み聞きしてんじゃねぇよ!べっ別に恋なんてしてねぇし!」
なんて言いながらも俺の顔は自分で見なくてもわかるくらいに真っ赤で。
だから今更言い訳しても
「お前顔真っ赤になりながらそんなんゆぅても意味ないから!あっははははは!」
岩崎の言うとおりなわけで(泣)
それから俺はさんざん二人にいじられた。
しまいには東野も加わって、最終的には三人に(号泣)
まぁ三人とも悪い奴らじゃないからな。別にばれても噂にならないからいいんだけど。
でも
「お前、早く告ればえぇやんか」
そう、絶対その話が出てくる。
「…………………………………………………………無理」
だから嫌なんだよ!
「なんでやねん!絶対いけるって!姫かっこえぇもん♪」
いやいや、『かっこえぇ』のはお前、岩崎でしょ?
女が苦手な俺にそんな要求しないで下さい…
「岩崎、その辺にしとけって。志摩も困ってるじゃん。な?」
あぁ…やっぱり志摩は優しい奴だ…
一生ついて行きます。(この言葉久しぶりに言ったな)
まぁそんなこんなで(?)月日は流れ…(いや、たいして流れてねぇけどな?)
11月19日、月曜日。
「なぁプリンセス of 欠点…そろそろいいんじゃねぇの?」
「東野…お前、久々に喋ったな。会話んときお前ほとんど登場しないもんな。3話目とか、全く出てないしね。」
「うっうるさい!そんなことよりプリンセス of 欠点!席離れちゃったじゃねぇか!」
「……………」
隣の席に座っていた俺の好きな人、綾ちゃんと離れてしまった。
席替えという、悪魔のしわざによって。
あのときほど担任を恨んだことはない。
それとクラスの連中も。さんざん席替えしたい、席替えしたいなんてせかしやがるから…
「あ~あ~いい感じやったのにな。姫たんと綾たん。」
「岩崎。突然会話に入るのはいつものことだからかまわないが、キモいからその呼び方やめてくれないか?」
「だって文化祭、むっちゃいい感じやったやんか!まっ俺らにはものっすごく迷惑だったけど。なぁ?東野?」
「そうそう。つーわけでさ、お前が告んなきゃ俺ら許さないよ?今日はあいにく志摩も休みだしな。誰もお前を助けてくれねぇぞ~?」
笑いながらそういう東野。隣には同じように笑みを浮かべる岩崎。
ほんと、志摩がいてくれたら…
まぁこんなことはさておき。
文化祭では、本当にいい感じだったと思う。(自分で言うのもなんだけど)
実は俺と岩崎、東野、そして志摩を入れて、4人でバンドを組んでいた。
岩崎がボーカル。
志摩がギター。
東野がベース。
そして俺がドラム。
でも、俺は本当は嫌だった。
みんな良い奴で、信頼できるけど、俺は、
綾ちゃんにボーカルをしてほしかったから。
綾ちゃんは俺達が入っている部活(軽音)には入っていなかった。
勉強に集中するためだろうけど。
だからもちろん綾ちゃんの歌声は誰にも聞く事が出来ないんだろうけれど…
俺は聞いたんだよ。
音楽室で、偶然聞いたんだ。
綾ちゃんと仲がいい友達、南香里奈ちゃんがピアノを弾いて、綾ちゃんが歌っているのを。
とても綺麗だった。透き通る様な声をして。
それは入学して間もなくのことだった。
それから俺はずっと綾ちゃんのことを見てきた。
でも、彼女が入ると思って入った軽音には、彼女は入らなかった。
だから余計にやる気がでなかったのかもしれない。
そして、ついにそんな想いが彼らに伝わったのが、文化祭前日のリハーサル。
「功也!!!!お前!やる気あんのか?!ちゃんと真剣にやらな意味ないやろ!!」
めったに怒らない岩崎が俺に怒鳴った。
いつもヘラヘラして、いつもバカやって。そんな岩崎が。
だから、本気で怒っているのがわかった。
それが嫌というほど伝わったので、
俺もちゃんと言った。
彼女の名前はふせたけど(そのときはバレてなかったから)
「その人の後ろでドラムがやりたい」と。
「それが出来たら、これからはちゃんと真剣にやるから」と。
みんな、渋りながらもいいよと言ってくれた。
…まぁ、一応(かなり強引になったけど)成功しました。
彼女は恥ずかしそうに歌ってくれた。
「…お前、聞いてんの?」
「え?」
「…文化祭のこと思い出してんじゃねぇよ。プリンセス of 欠点、顔にもろ出すぎだから」
「あっはは…」
なんでわかっちゃうんだよ君たち…
「つーわけで!決定やで!明日な!」
「え?うん…?」
「『うん』ゆぅたな?!」
「あ?」
「『あ?』じゃない!聞いてたんだろ?俺らの話!」
「えぇ?」
なんの話…
「明日。11月20日、きりえぇ日にちやから告白せぇ☆!!!」
えーーーーーーーーー?!!!
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雨音美夜
性別:
女性
自己紹介:
こんにちは。雨音美夜です。
「君しかいない」
は、馬鹿な男、姫野巧也による馬鹿な恋の話です(笑)
おもしろい話に出来るかはまだわかりませんが、気に入っていただけると嬉しいです。
(君しかいないは完結しました。)
更新は基本は週末ですが、結構不定期なので暇つぶしのつもりで気軽に読んでいってくださいね♪
*****************
メールは
pnight-kimiina@xxne.jp
によろしくお願いします!!!
その際には
お名前
(返信可能なメールアドレス)
を、ご記入して下さい。
アドレスが記入されていなければブログ内で返信します。
返信不要な方は、すみませんが返信不要とご記入下さい。
※一週間経っても返信がない場合は、届いていない場合がありますので、お手数ですがもう一度メールをよろしくお願いします。
なお、個人情報となるものは一切外部に漏らさないので、ご安心下さい。
「君しかいない」
は、馬鹿な男、姫野巧也による馬鹿な恋の話です(笑)
おもしろい話に出来るかはまだわかりませんが、気に入っていただけると嬉しいです。
(君しかいないは完結しました。)
更新は基本は週末ですが、結構不定期なので暇つぶしのつもりで気軽に読んでいってくださいね♪
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