君しかいない
君しかいない
俺を見て? すこしでもいいから 俺ばっかり君を見てるんだよ 知ってる? 更新:週末
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「志摩やんかぁ!!」
「お~岩崎じゃん。」
「…………はぁ」
あれからどれくらい歩いたんだろう。
もしこんなところを俺の大好きな綾ちゃんに見られたら…
俺が好きなのは、今隣にいる人じゃないのにな。
何やってんだよ。
俺は。
君しかいない
three
「俺の曲いくでー!!好きやねん、大阪~!!ほんでもってそーんで……」
あいかわらず岩崎は歌いまくっていた。
きっと岩崎が8人いれば最強の関ジャニ∞が出来るんだろうな~なんて思うくらいテンションが高過ぎで、俺も思わずみんなと一緒に笑ってしまった。
まぁこんな奴だけど、顔はいいほうなのもあって女の子たちの視線は岩崎に集中していた。
今日はみんな岩崎狙いってこことで、俺は早く帰れそうだな………やった♪
なんて、思った瞬間
「巧ちゃんも歌ってよぉ~!」
「あたし聞きたい!!!」
「はい…?」
岩崎と東野が連れてきた女の子たちが言った。
「『巧ちゃん』って俺?」
「うん♪」
えーーー?!!!
俺は何も言えずに、ただひたすらドリンクを飲む。(何やってんだよ)
だって初めてそんなこと言われたんだもん。しゃーねぇじゃん?
「……あっまだ自己紹介してなかったっけ?あたしは真奈美(まなみ)♪」
「ウチは安美(あみ)♪」
「っえ?いや…そうじゃなくて……」
なんで俺なんですか?!!
こんなときに一番居て欲しかった俺のスーパーマン的存在の志摩は、お手洗いに行ってしまっていた。
きっと彼なら俺を救ってくれるだろう。
でも今はいない。
どうする?!
「………巧也くん!私、買う物あるからついて来てくれない?」
いきなり一人の女の子が声をあげた。
「へ?えっと………綾乃ちゃん?!!」
彼女は2人の女の子たちのブーイングが飛び交っているのにもかまわずに、俺の手を引っ張り、室内から無理矢理出した。
「ちょっと!」
彼女に声をかけても返事が返ってくることはなかった。
俺は仕方なく引っ張られるがままにカラオケボックスを後にした。
「……………」
「……………」
………こっこの沈黙は何だ?
俺達はしばらく歩いた。
でも静かな雰囲気に慣れていない俺は、必死に話題を考える。
そんな様子に気付いたのか、彼女はいきなり笑い出した。
「あっはっは…そんなに考え込まなくてもいいでしょうに!」
「なっ!いっいいじゃんか!」
「ほんっと、ガキ以下。」
「うるさい!」
「あはは!」
なんか最初とキャラ違う気するけど…(いや、全然違う。)
でも今日は助かった。
まぁよく考えればあのまま歌を歌っていればよかったのかもしれないけど…。
俺はしばらく彼女と話をした。
女は苦手な俺だけれど、でもなぜか『綾乃ちゃん』とは普通に話せた。
この感じ…綾乃ちゃんじゃない、他の誰かと話している自分と似ている気がする。
だから話せるのかな?………誰と似ているのかはわからないけど。
――――プルルルル
突然綾乃ちゃんの携帯が鳴った。
彼女はディスプレイを確認すると、通話ボタンを押した。
「もしもし、旬?」
旬?え?志摩?
「うん。だってあんた居なかったからさ~………うん。じゃーさなえ連れて来てよ。…………んなの適当に誤魔化しゃ~いいでしょうが!早くしなさいよ?………じゃあね!とにかく連れてくんのよ!」
…やたら強引に言うなぁ…。
彼女は電話を切ると、はぁ。とため息を吐き出す。
そして思い出したように俺を見た。
「あっごめん。あんた居たことすっかり忘れてたわ」
「(俺は存在感なしですか。)……まぁ…っていうか、旬って…?」
「あぁ、知らないの?私は…」
「綾乃ーーー!」
「あぁ!旬とさなえじゃん!意外に早かったね~」
『私は…』の続きはなんなんだよ!!ってか志摩なぜ突然現われる?!
「『早かったね~』じゃねぇよ。お前が早くしろって言ったんだろ。ったく…大変だったんだからな?東野がさなえちゃんのこと気に入ってたもんだからさ~なぁ?さなえちゃん?」
「大変だったよね(笑)」
「あれ?さなえは旬のこと好きなんじゃなかったの?」
「ちょっちょっと!綾乃!」
「えっそうだったの?」
「旬くんまでそんなこと言わないでよ!」
「え~?でもさ……――――」
……俺を無視(いや、むしろ忘れて)立ち話しをする3人。
そんな続けて話されたら俺のナレーター(?)すら書けねぇじゃんか。
それにしても、3人はそんなにフレンドリーなわけ?
今日会ったばかりなのにさ。
「あっ巧也。ごめん。お前のこと忘れてた。悪いな~助けてやれなくて…」
ようやく気付いたか。
ってかさっきも同じようなこと言われたよな…俺ってそんなに存在感ないのか?
でもやっぱり志摩は優しいな。俺のこと考えてくれてるし。
「いや…別に…ってかお前綾乃ちゃんと知り合い?」
俺が質問をすると、志摩はきょとんとした目で言った。
「知り合いも何も…俺言ってなかったっけ?」
何をだよ。多分言ってないから早く教えて下さい。
「こいつの名前、志摩綾乃。」
……?
「えっ…?」
志摩…綾乃……?
「つまり、俺の妹。双子なんだよ。」
「ええぇぇえぇぇぇ?!!!!」
話によると、さなえちゃんは志摩の妹(綾乃ちゃん)の友達で、よく家に遊びにくるの普段から仲がよかったそうだ。
幸い、岩崎も東野も(俺も含めて)志摩に妹がいるなんて知らないのもあって、協力してもらったらしい。
「ごめんな?騙すようなことしてさ」
「そんなこと謝らなくてもいいって。俺のこと心配してくれてたんじゃん。逆に俺の方こそ気ぃ使わせてごめんな。ありがとう」
「いやいや…まぁでもさ、俺の妹、口はわりぃけど顔はかわいいだろ?」
「…まぁな」
俺がそう言うと、綾乃は満足気な笑みを浮かべ、さなえちゃんと一緒に帰って行った。
「今度はデートしてやるよ」と言いながら。俺は心の中で「死んでもしない」と言っておいた。
それからしばらく経ってからのことだった。
カラオケボックスに戻り、何時間か歌って帰りの電車の中で岩崎と東野が降りた後、志摩がいきなり言ったんだ。
「早くお前の愛しの綾ちゃんとデート出来ればいいな」
なっjdgfwdl・\djf・dkbf;wdフg*dfbhfj?!
今なんと?!!!!???????
to be continued...
「お~岩崎じゃん。」
「…………はぁ」
あれからどれくらい歩いたんだろう。
もしこんなところを俺の大好きな綾ちゃんに見られたら…
俺が好きなのは、今隣にいる人じゃないのにな。
何やってんだよ。
俺は。
君しかいない
three
「俺の曲いくでー!!好きやねん、大阪~!!ほんでもってそーんで……」
あいかわらず岩崎は歌いまくっていた。
きっと岩崎が8人いれば最強の関ジャニ∞が出来るんだろうな~なんて思うくらいテンションが高過ぎで、俺も思わずみんなと一緒に笑ってしまった。
まぁこんな奴だけど、顔はいいほうなのもあって女の子たちの視線は岩崎に集中していた。
今日はみんな岩崎狙いってこことで、俺は早く帰れそうだな………やった♪
なんて、思った瞬間
「巧ちゃんも歌ってよぉ~!」
「あたし聞きたい!!!」
「はい…?」
岩崎と東野が連れてきた女の子たちが言った。
「『巧ちゃん』って俺?」
「うん♪」
えーーー?!!!
俺は何も言えずに、ただひたすらドリンクを飲む。(何やってんだよ)
だって初めてそんなこと言われたんだもん。しゃーねぇじゃん?
「……あっまだ自己紹介してなかったっけ?あたしは真奈美(まなみ)♪」
「ウチは安美(あみ)♪」
「っえ?いや…そうじゃなくて……」
なんで俺なんですか?!!
こんなときに一番居て欲しかった俺のスーパーマン的存在の志摩は、お手洗いに行ってしまっていた。
きっと彼なら俺を救ってくれるだろう。
でも今はいない。
どうする?!
「………巧也くん!私、買う物あるからついて来てくれない?」
いきなり一人の女の子が声をあげた。
「へ?えっと………綾乃ちゃん?!!」
彼女は2人の女の子たちのブーイングが飛び交っているのにもかまわずに、俺の手を引っ張り、室内から無理矢理出した。
「ちょっと!」
彼女に声をかけても返事が返ってくることはなかった。
俺は仕方なく引っ張られるがままにカラオケボックスを後にした。
「……………」
「……………」
………こっこの沈黙は何だ?
俺達はしばらく歩いた。
でも静かな雰囲気に慣れていない俺は、必死に話題を考える。
そんな様子に気付いたのか、彼女はいきなり笑い出した。
「あっはっは…そんなに考え込まなくてもいいでしょうに!」
「なっ!いっいいじゃんか!」
「ほんっと、ガキ以下。」
「うるさい!」
「あはは!」
なんか最初とキャラ違う気するけど…(いや、全然違う。)
でも今日は助かった。
まぁよく考えればあのまま歌を歌っていればよかったのかもしれないけど…。
俺はしばらく彼女と話をした。
女は苦手な俺だけれど、でもなぜか『綾乃ちゃん』とは普通に話せた。
この感じ…綾乃ちゃんじゃない、他の誰かと話している自分と似ている気がする。
だから話せるのかな?………誰と似ているのかはわからないけど。
――――プルルルル
突然綾乃ちゃんの携帯が鳴った。
彼女はディスプレイを確認すると、通話ボタンを押した。
「もしもし、旬?」
旬?え?志摩?
「うん。だってあんた居なかったからさ~………うん。じゃーさなえ連れて来てよ。…………んなの適当に誤魔化しゃ~いいでしょうが!早くしなさいよ?………じゃあね!とにかく連れてくんのよ!」
…やたら強引に言うなぁ…。
彼女は電話を切ると、はぁ。とため息を吐き出す。
そして思い出したように俺を見た。
「あっごめん。あんた居たことすっかり忘れてたわ」
「(俺は存在感なしですか。)……まぁ…っていうか、旬って…?」
「あぁ、知らないの?私は…」
「綾乃ーーー!」
「あぁ!旬とさなえじゃん!意外に早かったね~」
『私は…』の続きはなんなんだよ!!ってか志摩なぜ突然現われる?!
「『早かったね~』じゃねぇよ。お前が早くしろって言ったんだろ。ったく…大変だったんだからな?東野がさなえちゃんのこと気に入ってたもんだからさ~なぁ?さなえちゃん?」
「大変だったよね(笑)」
「あれ?さなえは旬のこと好きなんじゃなかったの?」
「ちょっちょっと!綾乃!」
「えっそうだったの?」
「旬くんまでそんなこと言わないでよ!」
「え~?でもさ……――――」
……俺を無視(いや、むしろ忘れて)立ち話しをする3人。
そんな続けて話されたら俺のナレーター(?)すら書けねぇじゃんか。
それにしても、3人はそんなにフレンドリーなわけ?
今日会ったばかりなのにさ。
「あっ巧也。ごめん。お前のこと忘れてた。悪いな~助けてやれなくて…」
ようやく気付いたか。
ってかさっきも同じようなこと言われたよな…俺ってそんなに存在感ないのか?
でもやっぱり志摩は優しいな。俺のこと考えてくれてるし。
「いや…別に…ってかお前綾乃ちゃんと知り合い?」
俺が質問をすると、志摩はきょとんとした目で言った。
「知り合いも何も…俺言ってなかったっけ?」
何をだよ。多分言ってないから早く教えて下さい。
「こいつの名前、志摩綾乃。」
……?
「えっ…?」
志摩…綾乃……?
「つまり、俺の妹。双子なんだよ。」
「ええぇぇえぇぇぇ?!!!!」
話によると、さなえちゃんは志摩の妹(綾乃ちゃん)の友達で、よく家に遊びにくるの普段から仲がよかったそうだ。
幸い、岩崎も東野も(俺も含めて)志摩に妹がいるなんて知らないのもあって、協力してもらったらしい。
「ごめんな?騙すようなことしてさ」
「そんなこと謝らなくてもいいって。俺のこと心配してくれてたんじゃん。逆に俺の方こそ気ぃ使わせてごめんな。ありがとう」
「いやいや…まぁでもさ、俺の妹、口はわりぃけど顔はかわいいだろ?」
「…まぁな」
俺がそう言うと、綾乃は満足気な笑みを浮かべ、さなえちゃんと一緒に帰って行った。
「今度はデートしてやるよ」と言いながら。俺は心の中で「死んでもしない」と言っておいた。
それからしばらく経ってからのことだった。
カラオケボックスに戻り、何時間か歌って帰りの電車の中で岩崎と東野が降りた後、志摩がいきなり言ったんだ。
「早くお前の愛しの綾ちゃんとデート出来ればいいな」
なっjdgfwdl・\djf・dkbf;wdフg*dfbhfj?!
今なんと?!!!!???????
to be continued...
こんばんは。雨音美夜です。
今の時刻、なんと深夜1時17分です。
更新遅くなってすみません…
本当は金曜日くらいにはと思っていたんですけど、時間がなくて(汗)
みんなはどんな曲を歌ったんでしょうね。
岩崎くんは関ジャニメドレーでしょうね(笑)
まぁみなさんイメージして下さったらなーと思ってます。
ランキング参加中です。
続きが読みたい!と思ってくれた人など、クリックして下さると嬉しいです♪
最後になりましたが、なんと!!
「君しかいない」が、純愛ランキングで今日現在…
22位/156位になりました!
すごく嬉しいです(号泣)
たくさんの人に読んでもらえたら嬉しいので、これからもがんばっていこうと思います。
本当にありがとうございました!
今の時刻、なんと深夜1時17分です。
更新遅くなってすみません…
本当は金曜日くらいにはと思っていたんですけど、時間がなくて(汗)
みんなはどんな曲を歌ったんでしょうね。
岩崎くんは関ジャニメドレーでしょうね(笑)
まぁみなさんイメージして下さったらなーと思ってます。
ランキング参加中です。
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最後になりましたが、なんと!!
「君しかいない」が、純愛ランキングで今日現在…
22位/156位になりました!
すごく嬉しいです(号泣)
たくさんの人に読んでもらえたら嬉しいので、これからもがんばっていこうと思います。
本当にありがとうございました!
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雨音美夜
性別:
女性
自己紹介:
こんにちは。雨音美夜です。
「君しかいない」
は、馬鹿な男、姫野巧也による馬鹿な恋の話です(笑)
おもしろい話に出来るかはまだわかりませんが、気に入っていただけると嬉しいです。
(君しかいないは完結しました。)
更新は基本は週末ですが、結構不定期なので暇つぶしのつもりで気軽に読んでいってくださいね♪
*****************
メールは
pnight-kimiina@xxne.jp
によろしくお願いします!!!
その際には
お名前
(返信可能なメールアドレス)
を、ご記入して下さい。
アドレスが記入されていなければブログ内で返信します。
返信不要な方は、すみませんが返信不要とご記入下さい。
※一週間経っても返信がない場合は、届いていない場合がありますので、お手数ですがもう一度メールをよろしくお願いします。
なお、個人情報となるものは一切外部に漏らさないので、ご安心下さい。
「君しかいない」
は、馬鹿な男、姫野巧也による馬鹿な恋の話です(笑)
おもしろい話に出来るかはまだわかりませんが、気に入っていただけると嬉しいです。
(君しかいないは完結しました。)
更新は基本は週末ですが、結構不定期なので暇つぶしのつもりで気軽に読んでいってくださいね♪
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を、ご記入して下さい。
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なお、個人情報となるものは一切外部に漏らさないので、ご安心下さい。
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