君しかいない
君しかいない
俺を見て? すこしでもいいから 俺ばっかり君を見てるんだよ 知ってる? 更新:週末
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「明けましておめでとうございます!今年も主役の俺、岩崎剛をよろしくお願い致します!」
「…突っ込むのもめんどうになってきたんだけど。」
「え~姫ちゃん相変わらず冷たいわぁ…ちょっとくらい突っ込んでくれてもいいやん!なぁ~姫ぇちゃぁぁぁん???」
「……………。」
え~まぁ変な奴は置いときまして…改めまして、かなーーーーり遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
こんな奴ばっかですけど、今年もよろしくお願いします。
で、8話の続きはですね…あれから…まぁ…………とりあえず読んで見て下さい。
君しかいない
eight
「なんでっ巧也まで泣くんだよ…」
「しょっ小説のストーリー上泣くしかなかったんだよ!」
「なんじゃそりゃ………」
そのあと、俺達は小さい子供のように、馬鹿みたいに声をあげて泣いた。
電車に乗ってくる人達は、そんな俺達に冷たい視線を送りながら別の車両へと移って行く。
それでも俺達は構わず泣いた。
しまいには泣きつかれて、涙が出なくなるほどまでに。
「俺ら、馬鹿だよな。」
志摩が笑いながら言った。
「そうだな」
俺も笑いながら言った。
それからあとは何事もなかったかのように、志摩は立ち上がって、俺の体を起こしてくれた。
そして、二人とも無言のまま家に帰った。
「ただいま…」
家に帰るとすでに0時を回っていた。
怒られるかと思い、ほんの少しだけ気合いを入れ直して鍵を開けたのにも関わらず、家族は全員寝てしまっていた。
おまけに母親と父親は、仲良くいびきをかいて寝ている。
……別に怒られないほうが楽でいいけどさ。
心配しならすぎだろ。
そう思いながら自分の部屋に行き、寝た。
―――夢を見た。
俺の隣に誰か居て、俺はずっと笑ってて。
隣の奴も笑ってて。
すごく楽しくて。
当然、隣の奴はあきらめた(けど結局まだあきらめきれるはずもない)戸田綾ちゃんだと期待をしながら顔をのぞきこむと………
「ん?なんや?」
…………岩崎だった。
変な夢。
ずっと声は戸田さんだったのに。
そう思いながら目をこすり、無理矢理からだを起こす。
「あっ巧也ー!昨日何してたのー???」
朝から俺に向かって高い声で叫ぶのは、今年から小学1年生になる妹の夢子。
「もー心配したんだよー?」
「どこ行ってたの???」
次々と話をしだす女たち。
俺はとりあえずごめんなと一人一人に声をかけながら、朝食の準備をする。
………実は、俺の家族は、俺を含めて7人家族。
なんと、5人兄妹。
ちなみに一番上の俺を除いて全員女。
「巧也早くー」
「巧也ー!」
「はいはい…」
パン一つ焼くにしても、全員分焼かないといけないので、朝はかなりしんどい。
それに「お兄ちゃん」ならまださも、全員俺のことを「巧也」と呼びすてしやがる始末。
まぁ………………もう慣れたけどな。
そんなことを思いながら妹達のパンをテーブルの上に用意した皿に置く。
「いっただっきまーす!」
でもこうやっておいしそうに食べる妹達を見ていると、結構嬉しくなったりする。
あ~焼いてよかった~。
みたいなさ。
そうしているうちに妹達は幼稚園、学校、中学校やらに行ってしまった。
「いつもありがとな。」
そう言っていつのまにか起きて用意を済ませた父親は、俺が自分のために焼いたパンをかじって会社に出勤していった。
「最悪…」
そう呟いたが、父親に聞こえているわけはなくて。
仕方なく俺は朝食をとらずにそのまま学校に行った。
************
「あっ巧也おはよう」
「姫ちゃんおはよー!生きてたかー?」
「おー…………mgtnd0ta…of 欠点!おはよう!」
「おはよ。ってか東野なんだよ。その呼び方。」
「いやぁ…久しぶりにお前と話したもんだから何て呼んでたか忘れた。」
「…………あっそうですか。」
「東野ー!お前そりゃないやろー!まぁ俺も忘れてしもたけど!」
…なーんて馬鹿な話を4人でしていると、いつものようにチャイムが鳴って、あっという間に朝のHR(ホームルーム)が始まった。
………今日もいつもと同じ時間が流れていく。
いつものように俺は朝食を抜いて、こうやって席に着いてきちんと先生様の話を聞いているし。
いつものように志摩や岩崎や東野達と馬鹿やって。
でも、今日は違った。
「…突っ込むのもめんどうになってきたんだけど。」
「え~姫ちゃん相変わらず冷たいわぁ…ちょっとくらい突っ込んでくれてもいいやん!なぁ~姫ぇちゃぁぁぁん???」
「……………。」
え~まぁ変な奴は置いときまして…改めまして、かなーーーーり遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
こんな奴ばっかですけど、今年もよろしくお願いします。
で、8話の続きはですね…あれから…まぁ…………とりあえず読んで見て下さい。
君しかいない
eight
「なんでっ巧也まで泣くんだよ…」
「しょっ小説のストーリー上泣くしかなかったんだよ!」
「なんじゃそりゃ………」
そのあと、俺達は小さい子供のように、馬鹿みたいに声をあげて泣いた。
電車に乗ってくる人達は、そんな俺達に冷たい視線を送りながら別の車両へと移って行く。
それでも俺達は構わず泣いた。
しまいには泣きつかれて、涙が出なくなるほどまでに。
「俺ら、馬鹿だよな。」
志摩が笑いながら言った。
「そうだな」
俺も笑いながら言った。
それからあとは何事もなかったかのように、志摩は立ち上がって、俺の体を起こしてくれた。
そして、二人とも無言のまま家に帰った。
「ただいま…」
家に帰るとすでに0時を回っていた。
怒られるかと思い、ほんの少しだけ気合いを入れ直して鍵を開けたのにも関わらず、家族は全員寝てしまっていた。
おまけに母親と父親は、仲良くいびきをかいて寝ている。
……別に怒られないほうが楽でいいけどさ。
心配しならすぎだろ。
そう思いながら自分の部屋に行き、寝た。
―――夢を見た。
俺の隣に誰か居て、俺はずっと笑ってて。
隣の奴も笑ってて。
すごく楽しくて。
当然、隣の奴はあきらめた(けど結局まだあきらめきれるはずもない)戸田綾ちゃんだと期待をしながら顔をのぞきこむと………
「ん?なんや?」
…………岩崎だった。
変な夢。
ずっと声は戸田さんだったのに。
そう思いながら目をこすり、無理矢理からだを起こす。
「あっ巧也ー!昨日何してたのー???」
朝から俺に向かって高い声で叫ぶのは、今年から小学1年生になる妹の夢子。
「もー心配したんだよー?」
「どこ行ってたの???」
次々と話をしだす女たち。
俺はとりあえずごめんなと一人一人に声をかけながら、朝食の準備をする。
………実は、俺の家族は、俺を含めて7人家族。
なんと、5人兄妹。
ちなみに一番上の俺を除いて全員女。
「巧也早くー」
「巧也ー!」
「はいはい…」
パン一つ焼くにしても、全員分焼かないといけないので、朝はかなりしんどい。
それに「お兄ちゃん」ならまださも、全員俺のことを「巧也」と呼びすてしやがる始末。
まぁ………………もう慣れたけどな。
そんなことを思いながら妹達のパンをテーブルの上に用意した皿に置く。
「いっただっきまーす!」
でもこうやっておいしそうに食べる妹達を見ていると、結構嬉しくなったりする。
あ~焼いてよかった~。
みたいなさ。
そうしているうちに妹達は幼稚園、学校、中学校やらに行ってしまった。
「いつもありがとな。」
そう言っていつのまにか起きて用意を済ませた父親は、俺が自分のために焼いたパンをかじって会社に出勤していった。
「最悪…」
そう呟いたが、父親に聞こえているわけはなくて。
仕方なく俺は朝食をとらずにそのまま学校に行った。
************
「あっ巧也おはよう」
「姫ちゃんおはよー!生きてたかー?」
「おー…………mgtnd0ta…of 欠点!おはよう!」
「おはよ。ってか東野なんだよ。その呼び方。」
「いやぁ…久しぶりにお前と話したもんだから何て呼んでたか忘れた。」
「…………あっそうですか。」
「東野ー!お前そりゃないやろー!まぁ俺も忘れてしもたけど!」
…なーんて馬鹿な話を4人でしていると、いつものようにチャイムが鳴って、あっという間に朝のHR(ホームルーム)が始まった。
………今日もいつもと同じ時間が流れていく。
いつものように俺は朝食を抜いて、こうやって席に着いてきちんと先生様の話を聞いているし。
いつものように志摩や岩崎や東野達と馬鹿やって。
でも、今日は違った。
お久しぶりです!
もー本当に遅くなってしまってすみませんでした…
やっと続きを書きました!
最近寒くなってきましたね~。
皆さん風邪にはお気をつけて!
私も、もう風邪にはかからないようにしっかり体調管理をしようと思います。
では!また週末にお会いしましょう
もー本当に遅くなってしまってすみませんでした…
やっと続きを書きました!
最近寒くなってきましたね~。
皆さん風邪にはお気をつけて!
私も、もう風邪にはかからないようにしっかり体調管理をしようと思います。
では!また週末にお会いしましょう
PR
すみません… << | HOME | >> nine 君しかいない |
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
リンク
フリーエリア
最新トラックバック
プロフィール
HN:
雨音美夜
性別:
女性
自己紹介:
こんにちは。雨音美夜です。
「君しかいない」
は、馬鹿な男、姫野巧也による馬鹿な恋の話です(笑)
おもしろい話に出来るかはまだわかりませんが、気に入っていただけると嬉しいです。
(君しかいないは完結しました。)
更新は基本は週末ですが、結構不定期なので暇つぶしのつもりで気軽に読んでいってくださいね♪
*****************
メールは
pnight-kimiina@xxne.jp
によろしくお願いします!!!
その際には
お名前
(返信可能なメールアドレス)
を、ご記入して下さい。
アドレスが記入されていなければブログ内で返信します。
返信不要な方は、すみませんが返信不要とご記入下さい。
※一週間経っても返信がない場合は、届いていない場合がありますので、お手数ですがもう一度メールをよろしくお願いします。
なお、個人情報となるものは一切外部に漏らさないので、ご安心下さい。
「君しかいない」
は、馬鹿な男、姫野巧也による馬鹿な恋の話です(笑)
おもしろい話に出来るかはまだわかりませんが、気に入っていただけると嬉しいです。
(君しかいないは完結しました。)
更新は基本は週末ですが、結構不定期なので暇つぶしのつもりで気軽に読んでいってくださいね♪
*****************
メールは
pnight-kimiina@xxne.jp
によろしくお願いします!!!
その際には
お名前
(返信可能なメールアドレス)
を、ご記入して下さい。
アドレスが記入されていなければブログ内で返信します。
返信不要な方は、すみませんが返信不要とご記入下さい。
※一週間経っても返信がない場合は、届いていない場合がありますので、お手数ですがもう一度メールをよろしくお願いします。
なお、個人情報となるものは一切外部に漏らさないので、ご安心下さい。
ブログ内検索