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君しかいない

君しかいない

俺を見て? すこしでもいいから 俺ばっかり君を見てるんだよ 知ってる? 更新:週末
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誰かを愛したいのに



愛せなくて





やっと好きだと



あなたが好きだと



そう思ったのに



そうでもなかったり。





私にはやっぱり



恋愛感情は





もう消えてしまったのですか?





わかってたけど



改めて知って



哀しくなんかないのに



泣きそうになって



でも





泣けなくて







どうすれば人を



愛せますか?



好きになれますか?





あの日がなければ



私はこんなことを



悩まずにすんだのかもしれない。





でも



あの日がなければ





人を好きだという



こんなに貴重で



奇跡のような気持ちを





知ることはなかった。





もうわかりません。



何もしたくない。



誰でもいい。





誰か私を救って?









********





久しぶりに詩をかいてみましたー!



君しかいない更新できなくてすみません。



なんか最近かけなくて。







みなさんにはご迷惑をおかけしますが、出来たら土曜までには更新しようと思っていますので、待ってて下さいね!
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昨日「君しかいない」かけなくてすみません…


パソコンと携帯どちらも調子悪くなってしまいまして。


まぁ一週間ほどで携帯のほうは修理が終わると思いますので、しばらくお待ち下さい!ご迷惑をおかけしましてすみません(泣)


そこには手紙が入ってあった。

ラッラブレター?!

と、思ったのもつかの間………


君しかいない

ten


―――今日学校行けなくてごめんな。
ちょっと話したいことあるから8時くらいに近所の公園に来て待ってて?
絶対来いよ。



………どこから見ても、差出人は俺に好意を持つような相手ではなかった。


「なんやーラブレターかと思ってさりげなくチラ見してたのに、志摩からかよ~つまらんなぁ~」

「…まぁ人生そんなに上手く行かないもんだって。」


俺は手紙に目を向けながら、作った笑顔でそういうと、いつもうるさい岩崎が急に静かになった。


「えっ俺なんか悪いこと言った?」

「いや、なんでもない」


そう言ってスタスタと歩き出してしまったので、俺は慌てて岩崎の元へと駆け寄った。



************





―――8時。


俺は志摩に言われた通り、近所の公園に居た。

回りは真っ暗で、そしてとてつもなく


「寒い…………」


早く来いよ…心の底からそう思った。


すると、遠くの方から足音が聞こえてきた。

それと同時くらいに降り出す雪。

最近雪降りすぎ。
ただでさえ寒いのに、最悪…


「ごめん遅くなって!」


目の前に現れたのは俺がずっと会いたかった人。
………いや、変な意味じゃないぞ?決して俺はボーイズラブつまりホモじゃねぇから!


「あっ志摩。先生がから風邪だって聞いたけど大丈夫か??」


実は心配だった。
志摩はめったに風邪なんかひかないから。


「あぁ、それ嘘だから。今日はサボり。」

「え?!」

「たまにはいいだろ?まぁとりあえずあっちのベンチに座ろ?」

「あっう…ん………」


俺たちは近くにあるベンチに座った。
…しばらく沈黙が続いた。

なんか、何話したらいいのかわかんなくて、志摩と一緒にただ座っていた。


志摩は俺のその様子に気付いたのか、少したってから話しだした。


「あっ俺が話あるって言ったんだから、俺から話さないと始まらないか」

なんて笑いながら言って、志摩は話をしだした。



「戸田のこと…なんだけど、俺のせいであきらめたりしようとしてる?」

「え……」


その話が出て来るとは思っていなかったので、何て言えばいいのかわからなかった。


「ごめんな。」


そう言って俺の頭をポンポンッとたたく。


「巧也は戸田のこと、好きだよな?」

「………」


あまりにも志摩が真剣な顔をして聞くので、俺は何も言えなかった。


「………好きな人って、なかなか出来るもんじゃないよ。巧也さ、中学の頃からずっと女苦手だっただろ?でも戸田のこと、好きになったんなんだろ?」

「……………」

「俺のことは気にすんな。戸田とはただの同級生だっただけ。少し付き合ってただけだから。キスも何もしなかったし、手だってつながなかった。だから、巧也が気にすることなんかない。戸田と巧也が付き合うようになっても、俺はお前のこと親友だって思ってるから。」

「……………」



俺はずっと俯いて、話を聞いていた。


………こんなはずじゃなかった。


「じゃあなんで最初に言わねぇんだよ」


こんなこと


「なんで!…っ………」


志摩に言いたくなんかないのに。

そう思うと涙が出てきて何も言えなくなった。


そんな俺を、志摩はいつもの優しい顔で

「ごめんな」

と、言っていた。



なんで好きになったのが

親友と同じなのかな。

なんでかな。

ただ

前に

進みたかっただけだった

ただ

また、恋がしたかった



「俺っ………綾ちゃんが好き………」


志摩に涙を流しながらそう伝えると、笑いながらそういうことは本人に言うべきことだろ。と言われた。


でも、俺…


「じゃあ今日は来てくれてありがとう。また学校でな!」

志摩は帰って言った。


俺、


気持ちを伝えることはいいことだと思うけど


綾ちゃんには伝える気はない。

だから


せめて


「俺、綾ちゃんが好き。」


誰もいない、この場所で。

この気持ちを伝える。


「綾ちゃんしか、俺の好きな人はいないよー………」


女が苦手だったけど

もう大丈夫かな?


理砂のおかげだよ。

もう理砂に会うことはないけど、いつかお礼したいな。


好きになるって、すごいことなんだな。


「俺の好きな人は




君しかいない」



少し大きい声でそう言った。


「………なるほどね」


後ろから、突然声がした。

すみません!!

前回の〔君しかいない〕は、nineではなく、eightの間違いです!!

この話が9話目(nine)ですので!

ということなので、この下に書かれているのは8話の続きになります。

ややこしくなってしまってすみません!!!


--------------------------------------------------------------------



……俺、年上としか付き合ったことないんだけどな。

はっきり断るつもりだった。



「…ダメ…かな……?」


君はそう言って俯いた。


君しかいない

nine


今日も暇だ。

学校なんて


「姫ぇ~~~」

「プッププ!プリンセス of  欠てぇ~ん!!」

「あれ?お前、姫の呼び方思い出したんやな~」

「あったりまえだろ!俺の親友だもん。」

「何ゆぅてんねん!!俺のほうが姫の親友やし!!!!!な~姫ちゃん♪」


……まぁ結構楽しいもんか。


「あのなぁ…お前らさ、親友と思うんならせめてその呼び名やめろよな…いちいち長ったらしぃんだよ。特に岩崎。俺は女じゃないから。『ちゃん』をつけるな。」

「え~僕ちゃん、この呼び方気に入ってるのにぃ~ひどぉいよ~そんなこと言わないでよ~」


そう言って俺に抱きついてくる東野。

それとは対照的に落ち込んでいる(ふりをする)岩崎。


俺は抱きつくな。と冷たく言いつつも、やっぱり笑いながら話している。

こいつ等といると、つまんねぇ学校も、結構楽しくなる。


…あれから俺は、戸田綾のことを忘れるのに必死だった。
忘れなくてもいいとも思った。
でも、やっぱり忘れた方がいいだろ?




フラレルノナラ、オモワナケレバイイ。






俺はいつもそう思うことで女を避けて来た。

だから、


俺は女が苦手になった。

お前、たったそれだけのことで苦手になったのか?

うん。たったそれだけ。


だから知られたくなかった。

それだけのことで…って思われたらさ、なんか男として恥ずいじゃん。

それに、




もう中学時代のようにからかわれたくなかった。



だから言いたくなかった。


でも、女が苦手になってしまった以上、それを治すことなんて出来なかった。



結局俺は、自分が一番大事な臆病者。
だからいつも逃げる。

彼女が待っていてくれている。

そう思っていても、何も行動を起そうとしない、いや、起すことも出来ない本当に臆病者。






****************



「姫ちゃん!」


俺を、愛しい君が優しい笑みを浮かべて言った。


「……里砂ぁ…いいかげんその呼び名やめようよ。女みたいじゃん…」

「だって姫ちゃんはあたしのいもーとだし♪」

「も~…じゃぁいいよ。それで。」


俺は里砂にわかるように、あからさまに不機嫌な表情をする。
すると、それに気づいた里砂は先ほど浮かべたのと同じように優しい笑みを浮かべて。

俺だけに笑ってくれて。

俺の髪をクシャクシャッとして、俺が最も言って欲しかった言葉を言ってくれた。



「うそだって。姫ちゃんは、あたしの彼氏だよ?」






俺たちは、まだ小学生だった。

周りにはまだカップルなんていなかったから、さんざんからかわれた。


だから幸せで。




幸せすぎた。




だから、俺はバカなことをした。

俺はバカだった。

今だって欠点ばっかりとって、どうしようもないバカだけど。

あの頃は小学生だったのもあって、物事を考えることがまだしっかりしていなかった。

結構他の子に比べたら、背が高くて、大人っぽくて、

それに彼女もいたりして、ませている子供と言われていたけど、


ただ単に、カッコつけの馬鹿なガキだった。



君は、里砂は、俺に気持ちを伝えてくれた。


「大好きなの」と。

「いつもイジワルばっかりしてたけど、全部かまってほしかっただけなの」と。


今まで付き合ってきた人と里砂は、全く違うタイプの人だった。



「…ダメ…かな……?」


君はそう言って俯いた。


なぜか、断れない自分がいた。

真っ赤に顔を染めた彼女の姿が可愛かったからかもしれない。

でもあの頃の俺は、自分の中で、何かが芽生え始めたのを抑えながら


「ダメじゃないよ。」


と言って、彼女にキスをした。



いつも彼女は優しかった。
いつも傍にいてくれた。
いつも悩みを聞いてくれた。
いつも励ましてくれた。


今思えば、俺は里砂の言う通り

里砂の『彼氏』ではなく『妹』だった。


だから俺に頼れなかったんだよな。

ごめんな。

俺、里砂に頼りっぱなしだったもんな。


*******************


「姫~一緒に帰ろ!」

「あっうん。あれ?東野は?」

「昼休みんときに『疲れたから帰る』っつって帰ったやんか。」

「あっ…そうだったな。」

「聞いとけや。」

「あはは。ごめんごめん。」


あっという間に今日の授業が終わった。

久しぶりに昔のこと思い出していたからかな。


そんなことを思いながら、岩崎と会話を交わしながら下駄箱に向かう。


「…あれ?何これ。」




自分の名前が書いてある下駄箱を開けると、俺はそう言った。





   to be continued...






「明けましておめでとうございます!今年も主役の俺、岩崎剛をよろしくお願い致します!」

「…突っ込むのもめんどうになってきたんだけど。」

「え~姫ちゃん相変わらず冷たいわぁ…ちょっとくらい突っ込んでくれてもいいやん!なぁ~姫ぇちゃぁぁぁん???」

「……………。」



え~まぁ変な奴は置いときまして…改めまして、かなーーーーり遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

こんな奴ばっかですけど、今年もよろしくお願いします。

で、8話の続きはですね…あれから…まぁ…………とりあえず読んで見て下さい。


君しかいない

eight


「なんでっ巧也まで泣くんだよ…」

「しょっ小説のストーリー上泣くしかなかったんだよ!」

「なんじゃそりゃ………」


そのあと、俺達は小さい子供のように、馬鹿みたいに声をあげて泣いた。

電車に乗ってくる人達は、そんな俺達に冷たい視線を送りながら別の車両へと移って行く。

それでも俺達は構わず泣いた。


しまいには泣きつかれて、涙が出なくなるほどまでに。



「俺ら、馬鹿だよな。」


志摩が笑いながら言った。


「そうだな」


俺も笑いながら言った。


それからあとは何事もなかったかのように、志摩は立ち上がって、俺の体を起こしてくれた。

そして、二人とも無言のまま家に帰った。




「ただいま…」

家に帰るとすでに0時を回っていた。

怒られるかと思い、ほんの少しだけ気合いを入れ直して鍵を開けたのにも関わらず、家族は全員寝てしまっていた。

おまけに母親と父親は、仲良くいびきをかいて寝ている。

……別に怒られないほうが楽でいいけどさ。


心配しならすぎだろ。



そう思いながら自分の部屋に行き、寝た。


―――夢を見た。


俺の隣に誰か居て、俺はずっと笑ってて。


隣の奴も笑ってて。


すごく楽しくて。



当然、隣の奴はあきらめた(けど結局まだあきらめきれるはずもない)戸田綾ちゃんだと期待をしながら顔をのぞきこむと………


「ん?なんや?」


…………岩崎だった。




変な夢。

ずっと声は戸田さんだったのに。


そう思いながら目をこすり、無理矢理からだを起こす。


「あっ巧也ー!昨日何してたのー???」


朝から俺に向かって高い声で叫ぶのは、今年から小学1年生になる妹の夢子。


「もー心配したんだよー?」

「どこ行ってたの???」


次々と話をしだす女たち。
俺はとりあえずごめんなと一人一人に声をかけながら、朝食の準備をする。


………実は、俺の家族は、俺を含めて7人家族。

なんと、5人兄妹。

ちなみに一番上の俺を除いて全員女。


「巧也早くー」

「巧也ー!」

「はいはい…」


パン一つ焼くにしても、全員分焼かないといけないので、朝はかなりしんどい。

それに「お兄ちゃん」ならまださも、全員俺のことを「巧也」と呼びすてしやがる始末。

まぁ………………もう慣れたけどな。


そんなことを思いながら妹達のパンをテーブルの上に用意した皿に置く。


「いっただっきまーす!」


でもこうやっておいしそうに食べる妹達を見ていると、結構嬉しくなったりする。

あ~焼いてよかった~。


みたいなさ。



そうしているうちに妹達は幼稚園、学校、中学校やらに行ってしまった。


「いつもありがとな。」


そう言っていつのまにか起きて用意を済ませた父親は、俺が自分のために焼いたパンをかじって会社に出勤していった。


「最悪…」


そう呟いたが、父親に聞こえているわけはなくて。


仕方なく俺は朝食をとらずにそのまま学校に行った。



************



「あっ巧也おはよう」

「姫ちゃんおはよー!生きてたかー?」

「おー…………mgtnd0ta…of 欠点!おはよう!」
「おはよ。ってか東野なんだよ。その呼び方。」

「いやぁ…久しぶりにお前と話したもんだから何て呼んでたか忘れた。」

「…………あっそうですか。」

「東野ー!お前そりゃないやろー!まぁ俺も忘れてしもたけど!」


…なーんて馬鹿な話を4人でしていると、いつものようにチャイムが鳴って、あっという間に朝のHR(ホームルーム)が始まった。


………今日もいつもと同じ時間が流れていく。


いつものように俺は朝食を抜いて、こうやって席に着いてきちんと先生様の話を聞いているし。

いつものように志摩や岩崎や東野達と馬鹿やって。






でも、今日は違った。

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雨音美夜
性別:
女性
自己紹介:
こんにちは。雨音美夜です。
「君しかいない」
は、馬鹿な男、姫野巧也による馬鹿な恋の話です(笑)
おもしろい話に出来るかはまだわかりませんが、気に入っていただけると嬉しいです。
(君しかいないは完結しました。)

更新は基本は週末ですが、結構不定期なので暇つぶしのつもりで気軽に読んでいってくださいね♪



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